僧侶
更新日2003年11月24日
僧侶とは、本来、仏教の教えに従い出家した者のことです。
キリスト教の聖職者も僧侶といいますが、ゲームに登場する僧侶とはこちらを指しています。
ゲーム的な僧侶とは、神に祈ることで奇跡の力を行使し、癒しの魔法を使う回復役です。
また、より物語性が増し、キャラクターひとりひとりに名前と個性が与えられるようになると、
血気にはやる者を押し留めたり、常識外れの行動を取る者をいさめたり、と
仲間たち(パーティーと呼ぶのが一般的です)の良心という役割を与えられました。

僧侶たちの武器といえば、メイス、フレイル、モーニングスターにウォーハンマーと、
非常に攻撃的な打撃武器が目立ちます。
これらは、RPGのおおもとになったゲームが、戦士との差別化を図ったことが原因です。
その説明として、「戒律によって、刃の付いた武器の使用が禁じられている」とされていますが、
時代的なことを考えれば、聖職者が剣を持てないというのは、ちょっとおかしいでしょう。
これらのゲームが作られた時はそうだったかもしれませんが、中世やルネサンス時代の上級騎士は、
たいてい、教会の聖職者であることが条件になっていたのですから。
それと、理由として、モルゲンステルン(モーニングスターの正式名称です)という武器が、
キリスト教の教会にある「聖水撒き棒」をもとにして作られたものである、という説があることです。
これらを統合して、「僧侶は打撃武器」という概念が確立されていったのです。

ちなみに、僧侶と似た役割で登場する「神官」という職業があります。
僧侶と神官の区別が付かない者は多いと思いますが、この二つには明確な差があります。
僧侶とは「神の教えに従う者」であり、神官とは「神に仕える者」なのです。
その意味は、似ているようでまったく別物です。
ちなみに、仏教の坊主は「僧侶」、神道の神主や巫女は「神官」です。お間違えのないようにしてください。
キリスト教の聖職者は、「僧侶」と呼ばれていますが「神官」の意味合いも含んでいます。

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