防御の花形 盾

■鎧
ラウンド・シールド
ヒーター・シールド
┣カイト・シールド
┣バックラー
┗ターゲット
敵の攻撃を受け止め、能動的に防御を行う防具。
それが、盾です。

盾の起源は、それこそ計り知れません。
手に持ったもので攻撃を受け止める。
それは、恐らく石器時代には行われていたことでしょう。
人間同士の争いが記録に残っている時には、
すでに、その手に盾が握られていたのですから。

やがて、盾は射撃武器の発達に伴い、大型化していきます。
さらには、鎧が発展していくと、強度の高い鎧を打ち破るために
戦士たちは盾を捨て、両手で扱う武器を持つようになりました。
しかし、鎧の強度が頂点を極めると、
今度は、衝撃で敵を打ち倒す打撃武器が発達し、
これを防ぐために盾を取ることになりました。

火器が戦場に登場するようになっても、盾は使われ続けました。
現在においても、機動隊、軍隊など、治安維持組織が出動する際には
盾がその手に握られています。

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