武道家
更新日2004年1月20日
武道家とは、読んで字のごとく、武道というものを極めようとする者たちです。
本来なら、武具を使う格闘技もあり、そういったもの全般を武道と呼ぶのですが、
ゲームにおける彼らは、ほとんどの場合、自らの肉体のみを使って戦います。
もっとも、恐ろしい怪物たちと戦う際には、鉤手甲や、足甲を使ったりしているようですが・・・
結局のところは、拳や脚の技に頼った戦いをしていると言えるでしょう。

彼らのイメージとしては、空手家をベースにして、中国拳法が加味されている部分があるようです。
日本における最もポピュラーな格闘技が空手であることは解りますが、
ここに中国拳法といった要素が加味されるのは、おそらく映画や漫画に端を欲しているでしょう。
ブルース・リーやジャッキー・チェンなどが主なイメージでしょうね。
美しいとも言える動きと技で、悪をバッタバッタとなぎ倒すというシチュエーションは、
男なら(女性でも)、誰しも一度は憧れるものですから。
騎士と人気を二分する、ヒーローのイメージにピッタリの職業でしょう。

やがて、武道家は新たな活躍の場を得ることになります。
武道家たちの饗宴、格闘ゲームが大ブームを巻き起こしたのです。
これによって、武道家たちのイメージに『関節技』というものが加わり、
武道家という職業に、より広いイメージが与えられることになります。
パンチはキックで倒せない相手も、関節技、締め技で落とすという表現を使えるようになったためです。
ただし、格闘ゲームやスポーツゲーム以外で、それらを使うのは難しいでしょうね。
近頃では、あらゆるジャンルで、アクション要素の高い派手なゲームが増え、
強力ですが地味で、パンチやキックより多くのアクションを必要とする関節技は、
まだまだ浸透していかないようです。

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